俺は、君のためにこそ死にに行く
映画dvdのレビューです。映画が好きで主に映画館で日本映画、韓国映画、洋画などを鑑賞しています。そんな私が観た映画dvdのレビューです。
少し以前に観た映画も紹介していきます。
● イントロダクション
太平洋戦争末期、知覧の地で『特攻の母』と呼ばれた女性がいました。この映画「俺は、君のためにこそ死にに行く」は長年「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメと親交を深めてきた作家・石原慎太郎が製作総指揮と脚本を手がけました。
昭和19年秋。太平洋戦争で不利な戦況の日本軍は、最後の手段として戦闘機に爆弾を搭載し、敵艦に体当たりする特別攻撃隊を編成します。鹿児島県の知覧飛行場はその特攻基地となりました。
軍指定の食堂を営み、飛行兵たちから慕われていた鳥濱トメは、特攻に志願した彼らを引き止める事も出来ず、戦地へと赴く若者との別れを幾度も経験します。
やがて終戦を迎えた日本で、特攻隊員の生き残りと遺族は思いがけない過酷な試練を経験する事になります。
本作は、国を守る為、懸命に生きた若き隊員たちの苦悩と、彼らの青春の輝きにあふれています。
特攻隊員役の徳重聡、窪塚洋介、筒井道隆らは、本作の撮影のために自衛隊で訓練を積んでこの役に挑んだそうです。
しかし、特筆すべきは鳥濱トメを演じた岸惠子です。トメが示す、特攻隊員たちに注がれる本当の母親以上と言える愛情は、見る者を大きく、優しく包み込みます。
● レビュー
この映画は、鳥濱トメさんの視点から見た特攻隊員の物語です。
鳥濱トメさんの言動に素直に感動し泣けます。
その意味で、題名が内容とふさわしくないように思います。
題名の「俺」は誰のことで、「君」は誰のことなのでしょうか?
お国のためと言うよりも大事な人を守るために死にに行くということのはずですが、徳重聡も窪塚洋介も筒井道隆も、愛する人や家族のためということとちょっと違った思いで、死にに行ったように思います。
それはさておき。
みんなすばらしい若者で、特に主演の3人とは別に、前川泰之の演じた朝鮮人金山と中村友也が演じた河合には泣かされました。
自分がその時代に生まれ、同じ立場に置かれたらどうするのでしょうか?
たぶん同じ運命だったかなと思います。
そして今も世界で特攻隊の悲劇が繰り返されています。それはイスラムの自爆テロです。
● 採点
90点(シリアス度90点、感動度90点)
● 作品データ
製作 2007年 日本
監督 新城卓
出演 徳重聡、窪塚洋介、筒井道隆、岸惠子、前川泰之、中村友也、多部未華子、中越典子、桜井幸子、戸田菜穂、宮崎美子、勝野洋
● 鑑賞記録
2007年5月16日 アポロシネマ8&プラス1にて

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