クイーン
映画dvdのレビューです。映画が好きで主に映画館で日本映画、韓国映画、洋画などを鑑賞しています。そんな私が観た映画dvdのレビューです。
少し以前に観た映画も紹介していきます。
● イントロダクション
映画「クイーン」は、2007年アカデミー賞でヘレン・ミレンが主演女優賞を受賞した作品です。
1997年8月、パリでダイアナが交通事故に遭い、帰らぬ人になりました。
王家においてダイアナはいつも頭痛の種でした。この時、民間人となっていたダイアナの死は、本来王家に関係のないことでありました。女王はコメントを避けますが、ダイアナを称える国民の声は次第に高まっていきます。
やがてダイアナの死を無視し続ける女王に、国民の非難が寄せられるようになります。就任間もない、若き首相ブレアは、国民と王室が離れていくことに危機を感じ、その和解に力を注いでいきます。
ダイアナの突然の悲劇からの一週間、良き君主であろうとしてきた女王は、人生を捧げてきた国民から怒りをぶつけられていることを知り、大きなショックを受けます。
そんな女王の苦悩を救い、国民と和解させようとするのが、ブレア首相でした。
威厳をたたえる女王ですが、本作ではユーモアを失わないチャーミングな女性としての一面も強調しています。この映画を観た後は、誰もが女王を好きにならずにはいられないでしょう。
● レビュー
実在している女王をモデルに、こんな映画をつくることができることにまず感心しました。日本ではまず無理でしょう。監督か誰か一人くらいは殺されるかもしれません。
この映画は、女王とブレアが主役の人間ドラマです。
王室の伝統を守り、威厳を保とうとしながらも、現実に起こった国民からの非難に悩む女王。やがてブレアの進言を取り入れ妥協の道を選ぶとともに、ブレアに対する信頼感を抱くようになります。
労働党党首として首相になり、改革を進めようと思いながらも、王室の危機に救いの手をさしのべようとするブレア。ブレアもやがて女王の人間性に触れ、尊敬の念を抱くようになります。
二人のやりとりは、表面的にはそれまでどおりの王室の威厳を尊重したやりかただが、このような機微が感じられて、面白かったです。
● 採点
90点(娯楽度85点、感動度95点)
● 作品データ
製作 2006年 イギリス、フランス、イタリア
監督 スティーヴン・フリアーズ
出演 ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェームズ・クロムウェル、シルヴィア・シムズ、アレックス・ジェニングス、ヘレン・マックロリー、ロジャー・アラム、ティム・マクマラン
● 鑑賞記録
2007年5月15日 ナビオTOHOプレックスにて

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