ぐるりのこと
映画dvdのレビューです。映画好きの私が観た映画dvdのレビューです。
今回は現在公開中の日本映画「ぐるりのこと」のレビューです。
映画「ぐるりのこと」は、前作「ハッシュ!」でカンヌ国際映画祭ほか数々の映画賞を受賞し、50カ国を越える世界公開で話題となった橋口亮輔監督の、6年ぶりのオリジナル脚本による作品です。1990年代から21世紀へ、日本社会が大きく変化した10年に、実際に起きたさまざまな社会的事件を背景に盛り込みながら、ひと組の夫婦の時の流れと愛情関係を丁寧に描いています。
法廷画家として働くカナオ(リリー・フランキー)は、妻である翔子(木村多江)の妊娠に幸せを噛みしめますが、子供の死という予期せぬ悲劇に見舞われてしまいます。それをきっかけに翔子は精神の均衡を少しずつ崩していきます。うつになっていく翔子と、彼女を全身で受け止めようとするカナオ。二人は困難に直面しながら、一つずつ一緒に乗り越えていき…。
橋口亮輔監督が前作以降経験した、自らのうつや9・11などの出来事をもとにした作品だそうです。彼は「希望は人と人の間にある」ということをこの映画で表現しようとしているそうです。
妻・翔子役の、これが初の映画主演作となる木村多江、ひょうひょうと生きる法廷画家の夫・カナオ役の、本格的な映画主演に挑むリリー・フランキー。二人の演技が光ります。
また脇役陣も実力者が揃い、犯人役にも贅沢なキャステイングがなされていて、見ごたえがあります。
作品のアクセントになっている絵画もすばらしいです。
ただ、「ぐるりのこと」の淡々とした描写の中には、若干、間延び感を感じてしまいました。
採点
80点(娯楽度80点、感動度80点)
作品データ
製作 2008年 日本
監督 橋口亮輔
出演 木村多江、リリー・フランキー、倍賞美津子、柄本明、寺島進、安藤玉恵、寺田農、八嶋智人、木村祐一、斎藤洋介、温水洋一、峯村リエ、山中崇、加瀬亮、光石研、田辺誠一、横山めぐみ、片岡礼子、新井浩文
鑑賞記録
2008年7月4日 シネマート心斎橋にて

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