ダイブ!!
映画dvdのレビューです。映画好きの私が観た映画dvdのレビューです。
今回は現在公開中の日本映画「ダイブ!!」のレビューです。
映画「ダイブ!!」は、直木賞作家・森絵都のベストセラー小説「DIVE!!」を、「虹の女神 Rainbow Song」の熊澤尚人監督の演出で、林遣都、池松壮亮、溝端淳平という瑞々しい若手俳優を起用して映画化しました。弱小ダイビング・クラブの少年たちが、オリンピック出場を目指して奮闘する姿をさわやかに描きます。
平凡な中学生・坂井知季(林遣都)は、エリート選手の富士谷要一(池松壮亮)に憧れて飛び込みを始めます。要一は両親が元オリンピック選手で、父親敬介(光石研)は、彼らが通うミズキダイビングクラブのコーチです。しかし、クラブは赤字続きで存続の危機に陥ります。
アメリカ帰りの美人コーチ・麻木夏陽子(瀬戸朝香)が再建を任されますが、クラブ存続の条件はクラブからオリンピック代表選手を出すことです。
彼女は、手始めに津軽の野生児と異名をとる沖津飛沫(溝端淳平)を新たに招き、さらに今まで誰にも期待されることのなかった知季が「ダイヤモンドの瞳」の持ち主であることを見抜き・・・。
地上10mの高さから時速60kmでダイブし、わずか1.8秒で勝敗が決まる飛び込み競技ですが、猛特訓を経て撮影に臨んだ主演トリオが鍛え上げた肉体で見せるダイナミックな飛び込みシーンが見ものです。
私は原作を読んで感動し、この映画を楽しみにしていました。映画はかなり原作に忠実で、青春の葛藤、友情、成長がよく描かれていると思いますが、大島コーチ、ピンキー山田、文さんの登場がないことと、沖津飛沫の津軽での生活があっさりとしか描かれていなくて、従って蓮佛美沙子の恭子の出番が少ないこと、原作のエピローグがカットされているところが残念でした。
林遣都は、平凡な中学生がコーチによって才能を見出され、成長していくという坂井知季がピッタリでした。「バッテリー」の原田巧よりも演じ易かったと思います。ピュアな瞳が魅力的でした。
池松壮亮は、エリート故の悩みをかかえた富士谷要一を見事に演じています。「男たちの大和/YAMATO」「蒼き狼/地果て海尽きるまで」「砂時計」などで培われた実力発揮という感じです。
溝端淳平は映画初出演としては難しいワイルドな沖津飛沫役でした。前にも書いたとおり、沖津飛沫を巡るエピソードが原作と比べて一番省略されていることもあって、やや物足りなさを感じました。しかし、3人の中でも一番日焼けして鍛え上げられた肉体は見事でしたし、スワンダイブの美しさは抜群でした。今後に期待したいと思います。
作品データ
製作 2008年 日本
監督 熊澤尚人
出演 林遣都、池松壮亮、溝端淳平、瀬戸朝香、光石研、蓮佛美沙子、江守徹
鑑賞記録
2008年6月16日 なんばパークスシネマにて

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