長州ファイブ
映画dvdのレビューです。映画好きの私が観た映画dvdのレビューです。
少し以前に観た映画も紹介していきます。
今回は2007年2月に観た日本映画「長州ファイブ」のレビューです。
映画「長州ファイブ」は、実在の人物を力強く描く五十嵐匠監督が、幕末の世に国禁を犯して命がけで英国へ密航し、ロンドンで英語を会得しつつ大学で学び、後に近代日本の基盤をつくった5人の若者を描いた感動作です。
1853年、ペリーの率いる黒船が浦賀に来航して以来、日本は開国かどうか揺れ動き、江戸300年の泰平が破れようとしていました。
そんな中「敵を知り、己を知れば百戦、危うからず」という孫子の故事と吉田松蔭の教えに発奮し、命がけで英国に密航した若者達がいました。その勇気ある志士こそ「長州ファイブ」と呼ばれる山尾庸三(松田龍平)、野村弥吉(山下徹大)、志道聞多(北村有起哉)、伊藤俊輔(三浦アキフミ)、遠藤謹助(前田倫良)の5人です。
1863年5月、国禁を犯して英国・ロンドンに渡った5人はロンドン大学で造幣、造船、鉄道の技術を貪るように吸収していきます。
やがて、造船技術を学ぶため単身グラスゴーに向かった山尾は、手話を駆使して働くエミリーと出会い・・・。
司馬遼太郎の「世に棲む日々」にも書かれていた史実です。
映画は一部史実とは違うところもあるらしいですが、ほぼ史実に基いてつくられています。
俊輔と聞太は1年後幕長戦争のニュースを聞き、攘夷をやめさせるために帰国します。映画では描かれていませんが、井上聞多はその後藩内の過激派のために瀕死の重傷を負いながら、伊藤俊輔とともに、高杉晋作に協力して藩論を変えていきます。(余談ですが寺島進の高杉晋作はちょっと違和感がありました。)
後に、伊藤俊輔(後の伊藤博文)は初代内閣総理大臣、志道聞多(後の井上馨)は初代外務大臣になります。
残った3人は鉄道、造幣、造船の技術を習得し、帰国後、国に貢献します。後に、山尾庸三は日本工学の父、野村弥吉(後の井上勝)は日本鉄道の父と呼ばれ、遠藤謹助は大阪造幣局長になります。
映画は、信じるもののために命がけで挑戦し続けた5人の英国での出来事を中心に描かれ、感動の場面の多い、良い作品です。
採点
90点(娯楽度90点、感動度90点)
作品データ
製作 2006年 日本
監督 五十嵐匠
出演 松田龍平、山下徹大、北村有起哉、三浦アキフミ、前田倫良、寺島進、原田大二郎、泉谷しげる、榎木孝明
鑑賞記録
2007年2月14日 シネマート心斎橋にて

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