明日への遺言
映画dvdのレビューです。映画好きの私が観た映画dvdのレビューです。
今回は現在公開中の日本映画「明日への遺言」のレビューです。
映画「明日への遺言」は、数多くの戦記もの作者である大岡昇平の「ながい旅」を、「博士の愛した数式」の小泉堯史監督が映画化しました。太平洋戦争末期、アメリカ軍機の搭乗員を処刑した責任を問われ、B級戦犯として戦争裁判にかけられた岡田資中将の法廷での戦いを描いています。
1945年、東條英機元首相らA級戦犯が東京裁判で裁かれる中、横浜地方裁判所では、戦争犯罪行為の命令者であるB級戦犯、及び実行者のC級戦犯の裁判が行われていました。
東海軍司令官だった岡田資中将(藤田まこと)と部下19名は空襲の際、パラシュートで降下した搭乗員を捕虜として扱わず、正式な手続きを踏まずに処刑したことで殺人の罪に問われていました。
フェザーストン主任弁護士(ロバート・レッサー)の弁護のもと、岡田は、すべての責任は自分にあること、そして一貫して「太平洋戦争におけるアメリカ軍による市街地無差別爆撃は大量殺人すなわち犯罪である」ことを主張しました…。
岡田中将の潔い態度とそれを見守る家族との暖かい交流は、次第に裁判官(リチャード・ニール)や検察官(フレッド・マックイーン)などの心を動かしていきますが・・・。
極限状況の中でも、そこから逃げずに真っ直ぐに誠を貫いた主人公に敬服します。またそんな主人公を熱演した藤田まことも素晴らしいです。味のあるいい役者になりましたね!
妻を演じた富司純子の静かな演技も賞賛していいでしょう。
重いテーマで、考えさせられることが多くありますが、感動も大きい映画です。
採点
90点(シリアス度90点、感動度90点)
作品データ
製作 2007年 日本
監督 小泉堯史
出演 藤田まこと、ロバート・レッサー、フレッド・マックイーン、リチャード・ニール、富司純子、田中好子、西村雅彦、蒼井優
ナレーション 竹野内豊
鑑賞記録
2008年3月4日 なんばパークスシネマにて

人気blogランキングへ










