オリヲン座からの招待状
映画dvdのレビューです。映画好きの私が観た映画dvdのレビューです。
今回は現在公開中の映画「オリヲン座からの招待状」のレビューです。
映画「オリヲン座からの招待状」は浅田次郎原作の「鉄道員(ぽっぽや)」に収められた短編小説を「MISTY」の三枝健起監督が映画化しました。昭和30年代の映画黄金時代から、映画が斜陽になり、現代に至るまで、亡き夫から受け継いだ映画館、オリヲン座を守る妻と映写技師の純愛を描いています。
昭和30年代、京都の映画館・オリヲン座は、映写技師の豊田松蔵(宇崎竜童)と妻・トヨ(宮沢りえ)が経営していましたが、毎日、たくさんの人で賑わっていました。ある日、青年・留吉(加瀬亮)が映画館にやってきます。彼は映画を観たくて仕方がないが、お金がありません。トヨは彼を「途中からだから」と言って入れてやりました。上映が終ると、留吉は松蔵にここで働かせてくれと頼み込みます。
留吉は熱心に働き、映写技師となります。そんなある日、松蔵が急死し、留吉とトヨはオリヲン座の経営を引き継ぎます。ふたりは周囲からその関係を非難されながらも、愛し合い、映画館を守り続けますが、映画産業の斜陽化などによって、時代に翻弄されていきます。
時が流れ、年老いた留吉(原田芳雄)とトヨ(中原ひとみ)はオリヲン座を閉館することにし・・・。
宮沢りえと加瀬亮が、味のある演技で、好演です。京都弁も違和感がありません。
映画はスローな展開で、しんみりと流れていきます。
その中に、夫が削っていた鰹節を削って泣く場面、ホタルを蚊帳に放つ場面、近所の子供と8mmの撮影で無法松の太鼓をたたく真似をしてはしゃぐ場面など、印象に残る場面がさりげなく描かれています。
京都の美しい町並み、そして劇中流れる「無法松の一生」「二十四の瞳」「ひめゆりの塔」などの名画も見どころです。
採点
90点(娯楽度85点、感動度95点)
作品データ
製作 2007年 日本
監督 三枝健起
出演 宮沢りえ、加瀬亮、原田芳雄、中原ひとみ、宇崎竜童、樋口可南子、田口トモロヲ
鑑賞記録
2007年11月7日 なんばパークスシネマにて

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